口腔ケアとマッサージ 開催しました。

口腔ケアとマッサージ 開催しました。

こんにちは。

アロマセラピスト、漢方養生指導師の安藤です。

先月末、オンラインワークショップ「口腔ケアとフェイシャルマッサージ」を開催しました。

今回は、事前に参加者の皆様から、歯や口のトラブルで知りたいことや悩んでいることを事前に募り、歯科衛生士さんに確認し、それらを皆さんと共有しました。

参加者の皆さんから上がった質問が、

・最近、歯が弱ってきているような気がする。

・胃の調子がずっと悪く、もしかしたら口腔内や自分の食べ方に原因があるのではないかと思っている。

・入れ歯について、知りたい。金額やその種類も。

・知覚過敏について

・食い縛りの治療法

などが主に上がりました。

質問を寄せて下さった皆様、ありがとうございました!

これらを参考にし、歯科衛生士さんと2回ほど打合せをさせて頂き、今回もパワーポイントで皆さんと共有しながらすすめていきました。


内容は、

①口腔トラブルが身体に及ぼす影響

②目から鱗の歯の磨き方

③口腔ケアも兼ねたセルフマッサージ

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①口腔トラブルが身体に及ぼす影響では、まずは歯周病のお話しから。

歯周病は、年齢関係なく起こります。

歯医者に行くと、歯周ポケットのチェックを必ずしますよね。

先の尖ったピンで、歯と歯茎の間が何ミリまで入るか。これが歯周病チェックです。

3ミリ以上だと軽度の歯周病。

6ミリ以上になると中度の歯周病となり、6ミリ以下になる確率は、ほぼないそう。

この歯と歯茎の間に隙間が出来ると、ここから細菌が入っていきます。

この細菌が、厄介で歯を支えている歯槽骨に入っていき蝕んでいきます。

外見には分からないのが恐ろしい。

歯がグラグラしてきて、ようやく歯周病になっていることが分かります。

この歯周病菌、骨から血管内を経由し身体の中を巡っていきます。

それにより、様々な病の原因にもなることが分かってきています。

糖尿病、細菌性心膜炎、関節リウマチ、誤嚥性肺炎、早産や低体重児出産などが上げられています。

歯は、1本失うだけでも、上手く口の中で咀嚼出来なくなります。そうなると胃の負担も大きくなります。

では、そうならないためにもどうケアをしたら良いのでしょうか。

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②目から鱗の歯の磨き方

以前TVでスエーデンでは歯ブラシ後、うがいをしないと聞いたので、歯科衛生士さんに聞いたところ、薬効を残すという意味では良いとのこと。

うがいをする場合は、1回で充分とのことでした。

そして、歯磨き粉の量。

なんと、歯科衛生士さんは、米粒ひとつ部分しか使わないとのことでした!

大事なのは磨くことなので、歯磨き粉は沢山必要ないとのことでした。

だから、全然歯磨き粉は買わないそうです。

その、歯磨き粉の選び方なのですが、私が前職の化粧品会社にいる時に、歯磨き粉を販売していました。その時に「発泡剤はない方が良い」と聞いたのですが・・・、と質問したところ、発泡剤はなくて良いということでした。

そして必ず磨いてほしいのが、寝る前!

食事をした後、おしゃべりをしたりすることで唾液が分泌され口の中は自然とお掃除されていますが、寝ている間は誰とも話さず、口の中に菌が発生しやすくなるため、それを予防するためにも寝る前に磨くことが大事とのこと。

強さは、表面をなでるように。歯ブラシが寝てしまうようでは強いです。

この強く磨くことによって、歯の表面のエナメル質が剥げてしまいます。

そうなると知覚過敏の原因に。

エナメル質は再生しないので、歯医者さんに相談するしかありません。

先日、私も歯の治療で先生に指摘され、知覚過敏の部分をコーティングしてもらいました。

治療も出来ますので、歯医者さんに相談してみて下さいね。

これは、私の歯磨きグッズ。

歯磨き粉は、2種類使っていて、歯間ブラシも使っています。

歯ブラシは、歯科衛生士さんに進めてもらったものを使っています。

右側のケースに入ったものは、マウスピースです。

私自身、食い縛りと歯ぎしりのダブルで、歯の詰め物に穴が開いてしまったばかり。

先日の治療で、マウスピースを新調しました。

マウスピースは、前に作った時よりも素材も柔らかく価格も3000円と手ごろな価格で作れました。

私の経験上、この食いしばりと歯ぎしりは、肩こり、首凝り、頭痛が起こっている方が多いです。

食い縛りと歯ぎしりは、無意識でしていますので、自分で止めることは出来ません。

歯を守る上でも、マウスピースでカバーすることを勧めます。

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③口腔ケアも兼ねたセルフマッサージ

サロンでは、このコロナ化で、肩凝りや首凝りの方が増えました。

今まで、食い縛っていなかった方が、顎関節が硬くなっている方が多かったんですね。

そして、もうひとつ多かったのが、口の中を噛んでしまうというご相談。

これ、たるみです。

人と話す機会も減り、またマスクをしているため、表情を作ることも少なくなってしまいました。

しかしながら、外に出れば感染する可能性があるという緊張感。

グッと奥歯を食い縛ってしまう傾向に。

マッサージでは、唾液分泌腺を刺激して、唾液を分泌させ、さらに下がった頬を上げていく舌を使ったマッサージをお伝えしました。

たった3分の短いものです。

お風呂の中でやると良いとおすすめしました。

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総評です。

・食後は、楽しくおしゃべり。

ダラダラ食べ続けると口の中がお掃除されません。

・毎日の歯磨きを丁寧にしましょう。

・かかりつけ医で定期的な検診をしましょう。

 同じ歯並びの方はいません。

 また、歯石などの歯の汚れは、食生活や磨き方により、個人差があります。

 かかりつけ医で定期的な診察の頻度を確認し、見てもらうこと。

 自分の歯にあった磨き方の指導もしてくれます。

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私自身、インプラント治療者です。

治療中食べられない不便さを実感している分、自分の歯で美味しくご飯を食べられ続けることは、自身の健康に繋がると思いました。

身体に栄養を与える、その第一歩は口からです。

遅いことはありません。

ぜひ、今日から始めてみて下さいね。

ワークショップでは、この他にも口臭や認知症、入れ歯や差し歯のことなどをお伝えしました。

次回は、来年1月頃を予定しています。内容は考え中!

ご興味ありましたら、ぜひご参加下さい。

ワークショップの内容も募集しています。