救急シミュレーション

救急シミュレーション

当クリニックでは定期的に緊急事態に備えたシミュレーションを行っています。

今年の2月に行ったシミュレーションではAEDの使い方、胸骨圧迫と人工呼吸を併せて行う「心肺蘇生法」を学び、実践しました。

私自身、今まで何度か大学の講義などでAEDの使い方、胸骨圧迫、人工呼吸の行い方など学ぶ機会はありました。しかし時間がすぎてしまうと、いざという時すぐ動けないものです。定期的に緊急時のシミュレーションを行うことがとても大切だと改めて感じました。

心肺蘇生では、胸骨圧迫を30回行った後、人工呼吸を2回行うというリズムを2~3人のスタッフで交代で行いました。
胸骨圧迫は1分間に少なくとも100回のリズムで「1、2、3、、、29、30」と圧迫する時に声を出し、人工呼吸は胸が軽く膨らむ程度約1秒かけて2回吹き込みます。この動作を救急隊に引継ぐまで、または傷病者が目を開けたり、普段どおりの呼吸になるまで続けます。

※新型コロナウイルスが流行している状況においては、感染の疑いがあるものとして対応します。そのため人工呼吸を行わずに胸骨圧迫と AEDによる電気ショックのみを行います。

適切とされる胸骨圧迫のリズムが思っていたよりも早く、かなり体力を使うものだと身をもって感じました。

今回はで複数のスタッフと交代しながら行いましたが、交代できるスタッフの人数が少ない場合は、1人もしくは2人で行わなければならないのでかなり体力が必要です。

出来るだけ周りのスタッフに声をかけ、多くの人を集めて正確に胸骨圧迫をすることが大切です。

緊急事態はいつどこで起きるかわかりません。

皆さんも、いざという時に大切な家族や友人などの命を救えるよう努めていってはいかがですか?

日本赤十字社などで救助動画などが配信されています。

事務  堀川