新型コロナウイルス
暖冬の影響もあり、暖かい日が続いておりますが、たまに訪れる冬らしい寒さの日は体に堪えますね。
今年は、敷島公園の桜も例年よりも、早く咲くような予感がします。
最近の気になるトピックの一つに、新型コロナウイルスが挙げられます。国内での感染も徐々に増えてきており、心配が尽きない状態になってきました。また、連日連夜繰り返される報道、マスクやアルコール消毒等も品薄状態で、より心配に拍車がかかります。
新型コロナウイルスを含め、ウイルスの感染経路は、 飛沫感染と接触感染です。
・飛沫感染:感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。
※主な感染場所:学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所
・接触感染: 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付き、別の人がその物に触ってウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
最も重要な対策は、咳エチケットと手洗い・アルコール消毒など手指衛生を徹底することです。
咳エチケットとは、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ等を使って、口や鼻をおさえることです。
咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他者に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。特に電車や職場、学校など人が集まるところで行うことが重要です。 また、持病がある方などは、上記に加えて、公共交通機関や人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。 また、マスクをつけることにより、手で直接口や鼻を触れる機会を減らせることもマスク着用のメリットの一つと言われています。
なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等にご相談ください。
このような時にこそ、冷静な行動が大切だと思います。そのためにも、あいまいな情報に左右されず、正しい情報を選択していくためにも、メディアリテラシーを身につけていきましょう。
医療従事者が行っている正しい手洗い方です。ご参考にしていただけましたら幸いです。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster25b.pdf
~新型コロナウイルスへの感染が疑われる方へ。厚生労働省のホームページを転載します~
この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際であると考えています。そのため、我々市民がそれぞれできることを実践していかねばなりません。
特に、風邪や発熱などの軽い症状が出た場合には、外出をせず、自宅で療養してください。ただし、以下のような場合には、決して我慢することなく、直ちに都道府県に設置されている「帰国者・接触者相談センター」にご相談下さい。
●風邪の症状や37.5°C以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
●強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
また、症状のない人も、それぞれが一日の行動パターンを見直し、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい。症状がなくても感染している可能性がありますが、心配だからといって、すぐに医療機関を受診しないで下さい。医療従事者や患者に感染を拡大させないよう、また医療機関に過重な負担とならないよう、ご留意ください。
教育機関、企業など事業者の皆様も、感染の急速な拡大を防ぐために大切な役割を担っています。それぞれの活動の特徴を踏まえ、集会や行事の開催方法の変更、移動方法の分散、リモートワーク、オンライン会議などのできうる限りの工夫を講じるなど、協力してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
看護師 神倉
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