第二回はじめての中医学講座を終えて

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こんにちは。9月17日は十五夜でした。夜空を見上げた方もいらっしゃったと思います。とても綺麗な月夜でしたね。

十五夜とは「中秋の名月」を眺める文化が江戸時代の頃に庶民にも広り、ちょうど作物の収穫時期にも重なるため、秋の収穫祭と結びついて、月に対してその年の豊作を感謝し、来年の五穀豊穣を祈る風習として発展してきたそうです。

先日、クリニック内で第二回目の「はじめての中医学講座」が開催されました。

今回のテーマ

五臓にも好き嫌いがある⁉︎〜秋は哀愁 食欲の秋〜

でした。

中医学においては、秋は肺や鼻などの呼吸器や大腸、皮膚と関わりがあるといわれているそうです。

秋の養生のキーワードは潤い、呼吸、気を巡らせる、胃腸を整える、悲しみを引きづらない、白い食べ物 です。

ここで少し、秋の食養生をお伝えしたいと思います。

温燥(夏の暑さを引づる)の時期と、涼燥(涼しくなってくる)の時期で摂りたいものが変わってくるそうです。切替は秋分が目安です。

温燥…体の熱をとるもの、津液をつくるもの 甘味(脾)、苦味(心)

きゅうり、松の実、白ごま、黒ごま、柿、びわ、りんご、梨、牛乳、卵、豆腐、豆乳、白キクラゲ、こんにゃく、蓮根、ゆりね、いちじく、ヨーグルト、薄荷など

涼燥…体を温めるもの 辛味(肺)、酸味(肝)

餅米、白米、胡桃、蜂蜜、鶏肉、ねぎ、玉ねぎ、みょうが、らっきょう、生姜、香菜、桃

秋の過ごし方によって、冬の体調にも影響を及ぼすので、この時期にしっかり体調を整えていきたいですね。

今回も座学後に陰ヨガを行いました。静かにゆっくりとポーズをとり、ポーズからか離れリヴァウンドの時間は気の流れを感じ、心身のリラックスへと導かれていきます。

次回は11月15日(金)開催予定です。

皆様とご一緒できる日を楽しみにしております。