産業医の研修会に参加してきました

産業医の研修会に参加してきました

副院長の關谷です。

2026年7月27日から8月1日まで、關谷外来を休診とさせていただき、福岡県北九州市・小倉で開催された、産業医科大学主催「産業医学基礎研修会集中講座」に参加してきました。

休診期間中は、患者さまにはご不便をおかけしましたが、今回は医師としての新たな専門性を身につけるため、集中して研修を受けてきました。

●「産業医」とは?

皆さんは「産業医」という仕事をご存じでしょうか。

産業医とは、職場で働く方々の健康管理や、働きやすい職場環境づくりを支援する医師です。

一般の診療では、病気や症状を抱えて受診された患者さんを診察し、治療を行うことが中心となります。一方、産業医は、働く方の健康状態だけでなく、勤務状況や職場環境なども踏まえながら、「健康に働き続けるためにはどうすればよいか」という視点から企業や職場をサポートします。

●研修内容

今回の集中講座では、全国から約400人の医師が小倉に集まり、朝から夜まで講義や実技研修が行われました。

研修内容は多岐にわたり、

• 労働衛生・産業医学の基本

• 職場における健康管理

• 健康診断結果に基づく就業判定

• 職場環境や作業環境の管理

• メンタルヘルス対策

• 過重労働・長時間労働への対応

• 労働災害や職場の安全衛生

• 産業医としての面談や実務

など、実際に産業医として活動するうえで必要となる幅広い知識について学びました。

座学だけではなく、実際の場面を想定した実技・演習もあり、非常に密度の高い6日間でした。

朝から夜まで集中して研修を受ける日々で、正直なところ体力的にはなかなか大変でしたが、それ以上に新しく学ぶことが多く、充実した時間を過ごすことができました。

●「患者さんを診る」だけではない医師の仕事

普段の診療では、目の前の患者さんの症状や病気と向き合い、診断・治療を行っています。

今回の研修では、それとは異なる視点から、「働く人の健康を守る」という医師の役割について学ぶことができました。

病気になってから治療するだけではなく、病気や健康上の問題を未然に防ぎ、健康に働き続けられる環境をつくることも、医師にできる大切な仕事です。

日々の実臨床とはまた違った仕事内容や考え方に触れることができ、医師として非常に有意義な研修となりました。

また、全国から集まった多くの先生方と一緒に学ぶことで、さまざまな地域や職場における産業保健の実情について知ることができたことも、今回の研修の大きな収穫でした。

●産業医としても地域の皆さまのお役に立てるように

今回の研修を修了することで、産業医として必要な資格を取得することができます。

また、当院の大塚院長も数年前に同じ研修会を受講し、産業医の資格を有しています。

労働安全衛生法では、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任することが義務付けられています。

「産業医を探している」
「会社の健康管理について相談できる医師を探している」
「これから産業医の選任を検討している」

といった企業・事業所の方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

これからも日々の診療だけでなく、地域で働く皆さまの健康を支える医師として、少しでもお役に立てるよう努めてまいります。

最後になりますが、研修期間中の休診により、患者さまにはご不便をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。

今回学んだことを今後の診療や産業医活動にも生かしていきたいと思います。

 副院長 關谷真志

小倉での日々

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